花粉症外来(2月~10月)
「目を取り出して、洗いたいくらい!」おっしゃる患者さんもいらっしゃいます。
花粉症の時期になると、本当につらいものです。
花粉による眼の痒みを抑える点眼薬や内服薬はもちろんのこと、鼻水やくしゃみを抑える点鼻薬の処方も行っています。また、採血でのアレルギー検査もできますので、お気軽にご相談下さい。
季節別 花粉の種類
季節 | 症状の期間 | 原因物質(アレルゲン) |
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春 | 主に樹木の花粉の飛散時期です。 花粉症を発症する人が最も多いのもこの季節ですね。 |
スギ・ヒノキ・ネズ・シラカバ・ハンノキ・コナラ・リンゴなど |
夏 | 主にイネ科の花粉の飛散時期です。 他の人より遅く花粉症の症状が出る人は、これらの花粉が原因かも知れません。 |
カモガヤ・オオアサガエリ・ハルガヤ・ホソムギ・スズメノテッポウなど |
秋 | 主にキク科の花粉の飛散時期です。 少し肌寒くなってくる時期ですが、風邪と勘違いせず、治療する必要があります。 |
ヨモギ・ブタクサ・カナムグラ・ギシギシ・カラムシなど |
2024年スギ花粉飛散予測
飛散開始時期
2024年のスギ花粉飛散開始時期は2月上旬と、例年並みか例年より早くなる見込みです。
スギ花粉は、わずかな量が飛散開始時期より前に飛び始めるため、花粉症の方は、1月のうちから対策を始めるとよいでしょう。
飛散量
今年の飛散量は、大量飛散だった前シーズン(2023年)と比べるとやや少ない見通しですが、例年(過去10年の平均)に比べると、やや多い飛散量と予測されています。
花粉症は花粉飛散量がある一定のレベルまで上昇すると発症します。万全な対策を行って花粉シーズンをお過ごしください。
花粉症治療について
アレルギー性鼻炎(花粉症)の患者さんは、原因となる植物によって、発症する時期、症状、経過が違います。 どんなお薬が効果があるのか、副作用(眠気)の程度はどうか…など、人によって異なりますので、 生活スタイルや希望にあわせて、どんなお薬を使っていくか相談しながら決めていきます。
また、「花粉症」と既に診断されている方は、花粉が飛び散る時期より少し前からお薬を服用することで、 症状が抑えられます。例えば、スギ花粉症の方は、2月上旬頃から予防のために軽いお薬を飲んだり、点眼をしたりすることで、 本格的なシーズンが来た時に症状を和らげることができます。
花粉が飛び始める前までに花粉をブロックできるよう、早めの受診をおすすめします。
アレルゲン(原因物質)検査
当院では、アレルゲン検査を行っております。検査は採血で行います。
アレルギーの原因物質がわかれば、症状の強い時期を予想でき、対策も変わってきます。
予防のため、重症化、難治化を防ぐためにも原因物質を一度調べてみましょう。