花粉症外来(2月~10月)
「目を取り出して、洗いたいくらい!」おっしゃる患者さんもいらっしゃいます。
花粉症の時期になると、本当につらいものです。
花粉による眼の痒みを抑える点眼薬や内服薬はもちろんのこと、鼻水やくしゃみを抑える点鼻薬の処方も行っています。また、採血でのアレルギー検査もできますので、お気軽にご相談下さい。
季節別 花粉の種類
季節 | 症状の期間 | 原因物質(アレルゲン) |
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春 | 主に樹木の花粉の飛散時期です。 花粉症を発症する人が最も多いのもこの季節ですね。 |
スギ・ヒノキ・ネズ・シラカバ・ハンノキ・コナラ・リンゴなど |
夏 | 主にイネ科の花粉の飛散時期です。 他の人より遅く花粉症の症状が出る人は、これらの花粉が原因かも知れません。 |
カモガヤ・オオアサガエリ・ハルガヤ・ホソムギ・スズメノテッポウなど |
秋 | 主にキク科の花粉の飛散時期です。 少し肌寒くなってくる時期ですが、風邪と勘違いせず、治療する必要があります。 |
ヨモギ・ブタクサ・カナムグラ・ギシギシ・カラムシなど |
2022年春のスギ・ヒノキ花粉飛散予測
飛散開始時期
スギ花粉は2月上旬から飛散開始します。飛散のピークは、例年並みとなるところが多く、名古屋は2月下旬から3月下旬でしょう。
スギ花粉は飛散開始となる前から、わずかな量が飛びますので、早めの対策を心がけてください。
スギ花粉のピークが終わると、ヒノキ花粉が飛び始めます。
ヒノキ花粉のピークも例年並みで、名古屋では3月下旬〜4月中旬が飛散のピークとなるでしょう。
飛散量
飛散量は、全国的に例年並みの見込みです。前シーズン比(2021年春との比較)で見ると、北日本や北陸で多く、関東や東海では同程度、飛散量が多かった西日本では今年は少ない予想です。
平年並みに飛散しますので、事前に対策をしっかりと行って花粉シーズンをお過ごしください。
花粉症治療について
アレルギー性鼻炎(花粉症)の患者さんは、原因となる植物によって、発症する時期、症状、経過が違います。 どんなお薬が効果があるのか、副作用(眠気)の程度はどうか…など、人によって異なりますので、 生活スタイルや希望にあわせて、どんなお薬を使っていくか相談しながら決めていきます。
また、「花粉症」と既に診断されている方は、花粉が飛び散る時期より少し前からお薬を服用することで、 症状が抑えられます。例えば、スギ花粉症の方は、2月上旬頃から予防のために軽いお薬を飲んだり、点眼をしたりすることで、 本格的なシーズンが来た時に症状を和らげることができます。
花粉が飛び始める前までに花粉をブロックできるよう、早めの受診をおすすめします。
アレルゲン(原因物質)検査
当院では、アレルゲン検査を行っております。検査は採血で行います。
アレルギーの原因物質がわかれば、症状の強い時期を予想でき、対策も変わってきます。
予防のため、重症化、難治化を防ぐためにも原因物質を一度調べてみましょう。