加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)外来
当院ではOCTや造影検査を用いた診断と、近年治療の中心となっている抗VEGF薬注射(硝子体注射)による治療、そしてわかりやすい説明を心がけています。
加齢黄斑変性症とは
網膜の中央にある「黄斑部(おうはんぶ)」というのは、私たちが物を見るためにもっとも大切な部分です。
加齢黄斑変性は、その黄斑部がうまく機能しなくなってしまう病気です。
症状は、「見たい物の中心部分がぼやけたり、暗く見える」「物がゆがんで見える」「明暗の度合いがわかりづらい」などです。だんだん症状が進行すると、高度な視力低下が起こってしまいます。
欧米では中途失明原因の第1位が加齢黄斑変性症です。
日本でも緑内障、糖尿病網膜症、網膜色素変性症についで失明原因の第4位になり、高齢化に伴い増加しています。患者さんのほとんどは60歳以上で、女性より男性に多いという特徴があります。また、喫煙者に多いことが知られています。
加齢黄斑変性の治療
抗VEGF薬注射(硝子体注射(しょうしたいちゅうしゃ))
加齢黄斑変の発症に深く関わっているVEGF(血管内皮増殖因子)という物質の働きを抑える薬が近年開発されています。この薬を眼の中に注射することで、加齢黄斑変性の原因である新生血管の増殖や成長を抑えることが可能となってきています。
※実際の薬の効果は個人差があり、症例ごとに適切な治療法が異なります。当院では硝子体注射も含めた総合的な治療方針をご提案致します。
加齢黄斑変性の治療にかかる費用
この治療法には健康保険が適用されます。
費用は70歳以上の方は、窓口での上限があり、
- 1割負担 およそ12,000円以下
- 3割負担 およそ44,400円以下
となっています。
70歳未満の方(3割負担の方)およそ55,000円です。
黄斑変性症の参考サイト
ノバルティス加齢黄斑(かれいおうはん)ドットコムでは、一般の方に向け、加齢黄斑(かれいおうはん)変性に関する情報を提供しています。 |
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参天製薬http://www.santen.co.jp/health/ohan.shtml 参天製薬のサイトで、一般消費者向けに加齢黄斑変性症の説明がされているサイトです。 |
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日本眼科学会http://www.nichigan.or.jp/public/disease/momaku_karei.jsp 日本眼科学会のサイト内にある、病気説明のページです。 |